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ドラッカーの名言

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ITmedia エグゼクティブの連載 【第2回】

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トップマネジメントがチームとして機能するには、いつくかの厳しい条件を満たさなければならない。チームはシンプルではない。仲の良さで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー 

ドラッカーに学ぶ、成功する経営チームの作り方

 

自分の仕事の最終責任者は自分だと思っていない

社長に聞いてみないと分からない……。社長の了解がないとできない……。社長が出張でいないからハンコがもらえない……。自分の提案で進めたいが社長がいいと言わないと進められない……。管理職者や従業員からこのような言葉が出てくるのは当然あるだろう。しかし、ボードメンバーからそのような言葉が出てくる状況であれば、深刻な問題だ。それは、ボードメンバーが自分の仕事の最終責任者は自分だと思って仕事にあたっていない表れだからだ。

どこまで権限を与えられているか分からない

実際、ボードメンバーと話をすると、「自分はどこまで権限を与えられているか分からない」という声を聞くことがある。もちろん、会社の最終的な責任者は社長であり、重要なことは社長が最後に決めなければならない。だからかといって何から何まで、すべて社長1人で決めなければ何も始まらないという組織ではその後のさらなる発展は望めない。それでは優れた人の本当の力が発揮されないからだ。

チームとして機能しなければならない

現在のお客さまが永遠にお客さまでいてくれる保証はどこにもない。事業は常にお客さまのニーズに応えていかなければお客さまから見放されてしまう。同時に、常に新しい満足を創り出していかなければ事業は陳腐化していく。そのためには、優秀な人材を採用し、育成していかなければならない。資金繰りも見ていかなければならないのは当然だ。事業は成長すればするほどさまざまな課題が次から次へとやってくる。多岐に渡る課題を1人でこなそうとしても手が回らない。その結果、打つべき時に打つべき手立てが打てなくなる。経営は数人からなるチームで進めなければ事業の繁栄はおろか存続すらできない。ドラッカーはこう言っている。

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