組織が長期にわたって繁栄を続けるには、組織内の人間が、
知力においても真摯さにおいても、自らの能力を超えて
成長できなければならない。
ピーター・ドラッカー
人の強みを生かす文化を創る
1.人事評価制度に「強み」という項目を加える
現在の人事評価のほとんどが、
人の強みに焦点を当てたものにはなっていません。
事実、人事評価の基準を見せて頂いても、
一人ひとりが一個の存在として、
どこに強みがあるかまったくわかりません。
単に優秀でありさえすればいいという制度になっています。
人事評価制度の最終目的は、「人を評価すること」ではなく、
「人が成果をあげ、組織が成長すること」です。
一人ひとり成果をあげ、組織が成長させるための
手段の一つとして人の評価があるのです。
人の弱みを根底から変えることはできません。
強いて言えば、それを変えられるのは本人だけです。
また、会社は、人の弱みに構っている余裕などありません。
2.お互いの強みを公表して理解し合う
社員一人ひとりに、自分自身、上司、
部下、同僚の強みを挙げてもらう。
強みを生かすには、まず本人が自分自身の強み
を知らなければなりません。
実際、自分の弱みは自覚していても
強みは自覚できないものです。
自分の強みを他者の力を借りて知り、
他者の強みを知らせることで、
お互いにフィードバックし合う。
他者に自分の強みを挙げてもらうと、
自分では思ってもみなかった強みを
知らされることが多々あります。
ぜひ一度試されることをお薦めします。
3.人の強みは生かす運用
一と二を運用に落とし込むこと。
「人の強みを生かしましょう
」という掛け声だけで終わらないために、
実際に「現在の仕事で強みがどれだけ発揮されているのか」、
「他者の強みをどう生かしているか?」、
「他者の弱みにどのような手助けをしているか?」。
半期に一回問われれば、次の半期は自分の強みを
どう生かしていくか他者の強みをどう生かしていくか、
他者にどんな手助けをすべきか、
という視点に立たざるを得なくなり、
社員一人ひとりの仕事振りが変わります。
そのような文化を創り上げていくことによって、
人の強みが生かされ、人材は育っていきます。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 山下 淳一郎
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーをさらに知りたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。