知識労働者の生産性を向上させる方法は、
仕事を定義しなおす ことである。
特に、行う必要のない仕事をやめることである。
ピーター・ドラッカー
時間の赤字は目に見えない
行う必要のない仕事をやめる
働き方改革の目的は、働く時間を短くすることではありません。
より少ない労力でさらに成果をあげようという挑戦です。
私たちは、それを「生産性」と呼んでいます。
働き方改革とは、「現在の仕事を根本的(おおもと)に見直し、
今後のやり方を抜本的(根こそぎ)に変える」ということです。
経営者の忙しさの内容を見ると、ほとんどが自分に費やしているものではなく
他者に奪われているものです。経営者は、あまりにも多くの雑事に囲まれ雑務に追われ、
重要でない多くのことに貴重な時間を奪われているのが現実ですが、
「時間の赤字」は目に見えません。では、どうすればいいのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。
知識労働者の生産性を向上させる方法は、
仕事を定義しなおす ことである。
特に、行う必要のない仕事をやめることである。
最も貢献すべきことに集中する
そうない限り、いつの間にか雑務雑事を専門とするマルチプレイヤーとなり、
何をやっているのかわからなくなってしまいます。
わたしたちは「忙しさ=頑張っている」と思いがちです。
言うまでもなく重要なことは忙しいことそのものではなく何に忙しいか、です。
「何に集中すべきか」。ドラッカー教授が再三言われていることは、
「強みに集中する」ということです。それは、強みからしか成果は生み出せないからです。
作曲家が、1度に1曲しか作曲しないのと同じように、
複数の仕事を同時に抱えて、卓越した成果をあげる経営者はいません。
自分の強みを、最も貢献すべき一つのことに、集中し成果をあげていきたいものですね。
ドラッカーを学びたいとお考えの社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。