目標は8つの領域すべてに必要である。具体的な目標をもたない領域は、
必ずないがしろにされる。何を尺度して何を測定するかが
明らかにされていない領域は、放っておかれるだけとなる。
ピーター・ドラッカー
東証1部上場企業で中期経営計画の支援
現在まる企業様で中期経営計画のお手伝いをさせて頂いています。
既に、2018年4月からスタートする新年度に向けて計画の策定が始まっています。
どんな考えで、どんな方向に向かって進んでいいのか。
それが曖昧であっては、組織の力は発揮されません。
社員さんはどう頑張っていいかわからないからです。
だから、中期経営計画が必要です。
会社は、大勢の演奏者が、それぞれ違う楽器を持って
一つの曲を演奏するオーケストラに似ています。
いろいろな演奏者が、どんな時に、どのように、
何をすればいいかお互いがわかるために、
オーケストラには楽譜が必要です。
同じように、大勢の社員さんが、それぞれ違う役割を担って、
一つの事業を推進する計画が必要です。
計画をつくるということは目標を立てるということです。
目標とは目指すべき旗印です。目標とは事業を底上げするための挑戦であり、
目指すべき旗印です。ところが、「うちの経営計画は売上だけですよ」。
経営者からそうお聞きすることがあります。
それでは経営者=営業部門の責任者になってしまいます。
経営の仕事は、「事業全体を見渡して喜んでもらう人を
増やすための意思決定に尽きます。
事業全体を見渡すということはいったいどういうことでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。
目標は8つの領域すべてに必要である。
具体的な目標をもたない領域は、必ずないがしろにされる。
何を尺度して何を測定するかが明らかにされていない領域は、
放っておかれるだけとなる。
ピーター・ドラッカー
事業全体を見渡すということは、
「8つの領域すべてにおいて目標を立てる」ということです。
それが、「事業全体を見渡して、喜んでもらう人を
増やすための意思決定をする」ということです。
8つの領域を整理すると次のようになります。
すべてが事業の存続と繁栄に関わるもので、
重要でないものは1つもありません。
ぜひ御社も、喜んでもらう人を増やすために、
8つの領域すべて目標を決めてください。
- マーケティング
- イノベーション
- 人
- 金
- 物
- 生産性
- 社会的責任
- 利益