ドラッカーの名言

マネジメントは、事業に生命を吹き込むダイナミックな存在である。
彼らのリーダーシップなくしては、資源は資源にとどまり
生産はなされない。経営者の能力と仕事ぶりが
事業の成功さらには事業の存続を左右する。

ピーター・ドラッカー

現在、10社以上の上場企業様を
コンサルティングさせて頂いてます。
ある企業様で事業承継の取り組みとして、
2年かけてトップマネジメントチームの構築に
取り組んでいます。

現在の社長が会長となり、現在の副社長が社長になり、
何名かの事業部長が取締役になる予定です。
そこで、社長になる副社長が
「トップマネジメントチームをつくれば
社長の仕事が楽になる」という考えを
持っていることに気が付きました。

トップマネジメントチームがあれば、
トップマネジメントの多岐に渡る
多くの仕事を分担でき、事業の危険性を回避し、
事業の成長を加速させることが可能になります。

一方、トップマネジメントチームがあるかといって、
社長の強い意思なく、事業が自動的に
繁栄していくわけではありません。
あくまでも、社長のリーダーシップあってこそ、
トップマネジメントチームは機能し、
事業を繁栄させていくことができます。

トップマネジメントチームとは
言い方を変えれば、エンジンです。
古い言い方ですが、エンジンに
ハイオクのガソリンを入れることが、
社長の仕事です。社長の仕事ぶりによって
事業が成功するかしないかが決まってしまいます。
ドラッカーはこう言っています。

社長の仕事は、社会のために、
常に、トップマネジメントチームの先頭に立って、
トップマネジメントチームのメンバーを率いることです。

社長の仕事は、お客様にために、
トップマネジメントチームのメンバーを激励し、
トップマネジメントチームのメンバーの振る舞いをただし、
必要があれば、メンバーを叱咤することでありましょう。

社長の仕事は、事業の永続させるために、
時には、現状を打開する政策を打ち出し、
時には、思いも寄らぬ大胆な舵を切ること
とも言えましょう。

社長の仕事はリーダーシップという過酷な聖業です。
事業の向こうにある社会をどうしたいのか。
仕事の向こうにあるお客様にどうお役に立ちたいのか。
理想をありありと描き、語り続け、
それを実現することが社長の責務です。

ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方｜山下淳一郎

トップマネジメントがチームとして機能するには、
いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。
好き嫌いは問題ではない。人間関係に関わりなく、
トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。

ピーター・ドラッカー

基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー

今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。