ホーム  > 経営コラム  > 上司は自分のコピーをつくりたがる

ドラッカーの名言

東証一部上場企業様を中心に経営チームの支援をを行っています。


上司は自分のコピーをつくりたがる

成功する経営02.jpg

経営者に限らず上司は、自分のコピーをつくりたがる。
上手くいって一回り小さなコピーが出来上がるだけである。
収縮のスパイラル。どだいコピーが本物であるはずもなく、
異質性の中から活力が生まれるということを無視してはならない。

ピーター・ドラッカー

 

マネジメントは、
そこで働く一人ひとりが行うもの

 

スターバックスのCEOハワード・シュルツさんは、
イタリアでおいしい深煎りコーヒーを飲んで感動した
という話は有名です。

 

そして、コーヒーのまずいアメリカで、
おいしいコーヒーを出す店を作りたいと考えました。
シュルツさんは、創業当時から協力者を集め、
チームでマネジメントを進めていきました。

 

チームの一人がコーヒーにアーモンドや
キャラメルを入れたいと言い出しました。
シュルツさんは、
「わが社の方針は深煎りコーヒーを
提供することだと言ってるじゃないか。
それをなぜアーモンドやキャラメルを入れる
という発想が出てくるのだ?」
と憤慨したそうです。

 

しかし、自分の考えとは違うというだけで
他者の考えを自分の考えで蓋をしてはいけないと思い、
自分とは異なるその考えを尊重し、
テスト的にメニューの一つとして自分と
違う考えを取り入れました。

 

果たして、そのコーヒーは
予想に反して大反響でした。
こうして当初は思いもしなかった
甘いテイストのコーヒーである
キャラメルマキアートが、
スターバックスの看板メニューの
一つとなっていったのです。

 

後日、シュルツさんは、次のように言われたそうです。
「私が思っていたスターバックスにはならなかったが、
思っていた以上にすばらしいスターバックスになった」と。
ドラッカーはこう言っています。

 

経営者に限らず上司は、自分のコピーをつくりたがる。
上手くいって一回り小さなコピーが出来上がるだけである。
収縮のスパイラル。どだいコピーが本物であるはずもなく、
異質性の中から活力が生まれるということを無視してはならない。
ピーター・ドラッカー

 

 

異質性の中から活力が生まれるということを
無視してはならないということです。
マネジメントは上司が部下に行うものである
かのように考えられていますが、
そうではありません。

 

社長であろうが、部長であろうが、
社会人一年生の新人であろうが、
「マネジメントは、
そこで働く一人ひとり全員が行うもの」なのです。

 

 

ドラッカーb140.jpg
詳しくは、こちらでお読みになれます

ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 | 山下 淳一郎

人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。

ピーター・ドラッカー

 

 

ドラッカーを学びたいとお考えの社長様へ

 

ドラッカーセミナー山下淳一郎140.jpg

基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー

今以上に事業を伸ばしていくためには、基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。

ドラッカーのセミナー」を見る

 

明日から経営が変わる!メルマガ

ドラッカーを実践すれば成果があがる! 経営のワンポイント


ドラッカー5つの質問
amazonで買う
ドラッカー5つの質問
amazonで買う
新版 ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
amazonで買う
ドラッガーが教える最強の事業継承の進め方
amazonで買う

経営チーム専門のコンサルティング
トップマネジメント株式会社
弊社と同じ社名で電話営業している企業様が
ありますが弊社と関係ありません。
お問い合わせ
弊社及び弊社のサービスは、The Druker 1996 Literary Works Trust及びダイヤモンド社と関係ありません。

Copyright © 2024 Top management All Rights Reserved.