トップマネジメントの仕事は、トップマネジメントチーム内の
意思の疎通に精力的に取り組むことを要求する。
各メンバーが、それぞれの担当する分野で最大限の自立性をもって
行動しなければならないからである。
ピーター・ドラッカー
そのままでは、やがて事業は失速する
ひと言に経営会議といっても、誰が出席し、どのように進行し、
何を話し合うかは、会社によって様々です。
ある会社は役員だけが出席し、
ある会社は部長クラスまで出席して経営会議を行っています。
また、ある会社は各部署の状況報告をし、
ある会社は売上額の確認をするといった経営会議を行っています。
御社は、どんな方が出席し、どんな会議を行っているでしょうか。
そもそも経営会議は何のために、誰が、何を行うか場なのでしょうか。
経営会議は、”経営チームが経営目標を達成するために行なうもの”です。
立てた目標に対して現在何合目にいるか。
そう聞かれた際、御社はどんなが答えが出てくるでしょうか。
経営チームのメンバーそれぞれ違う答えが出てくるのであれば、
次のようなリスクがあります。
- 立てた経営目標に向かって進んでいない可能性がある。
- 経営目標の達成のために何をすべきがわからない。
- 経験値に基づく勘によって見るものが先行する。
- 経験を積んだ人kだが見えるものに依存される。
- 議論されるべきことが議論されていないまま時間が過ぎていく。
- 経営会議そのものが意味のないものになる。
組織全体の目標達成とは、各部署の目標達成の総計です。
立てた目標を達成するためには、経営チームのメンバーである各分野の責任者が
最大限の自立性をもって仕事にあたってもらわなければなりません。
各分野の責任者が最大限の自立性をもって仕事にあたってもらうために
どうすればいいのでしょうか。ドラッカーはこう言っています。
トップマネジメントの仕事は、トップマネジメントチーム内の
意思の疎通に精力的に取り組むことを要求する。
各メンバーが、それぞれの担当する分野で最大限の自立性をもって
行動しなければならないからである。
ピーター・ドラッカー
意思の疎通にしっかり取り組まなければならない、ということですね。
売上の数字だけ見ていればいいと仮定すれば、
「立てた目標に対して現在何合目にいるか」との問いは一致します。
「売上さえ上げていればいい」ということと「売上を上げなければならない」
ということはまったく違います。
会社は売上を上げなければなりませんが「売上さえ上げていればいい」
という考えでは会社はやがて失速してしまいます。
そうならないために何をすればいいのでしょうか。
会社は成長していくために、次の①から⑧の進捗を見ていかなければなりません。
ぜひ。御社の経営会議で週に1回は、次の8つのことについて話し合ってください。
1.事業で成果をあげる2つの機能
①マーケティング ②イノベーション
2.事業の推進に不可欠な3つの資源
③人(採用、配属、育成) ④物(取引先、パートナー等)、⑤金(財務)
3.事業の成長に不可欠な2つの条件
⑥生産性向上 ⑦社会的責任 ⑧売上・利益
ドラッカーを経営に活かしたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
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