組織が仕事をするにはチームにならなければならない。
トップが優秀であってスタッフが献身的であるにもかかわらず、
チームをつくれないために失敗する組織は多い。
ピーター・ドラッカー
経営チームにはリーダーが要る。
しかしそれは社長とは限らない。
会社は経営者で決まります。ドラッカーはこう言っています。
経営者は、事業に生命を吹き込むダイナミックな存在である。
彼らのリーダーシップなくしては、資源は資源にとどまり生産はなされない。
経営者の能力と仕事ぶりが事業の成功さらには事業の存続を左右する。
ピーター・ドラッカー
しかし、優秀なトップがいて、献身的なスタッフが
いるにもかかわらず、失敗する組織は少なくありません。
どうしてでしょうか。
ドラッカーはこう言っています
組織が仕事をするにはチームにならなければならない。
トップが優秀であってスタッフが献身的であるにもかかわらず、
チームをつくれないために失敗する組織は多い。
ピーター・ドラッカー
社長の仕事は社長しかできません。
しかし、経営の仕事は社長一人ではできません。
組織は会社は、
トップが経営チームをつくれるかどうか
で決まります。経営チームと聞くと
、「それは大きい会社の話であって、
うちみたいに小さな会社に関係ない。」
あなたは今そう思ったかもしれません。
一言に経営チームと言っても、会社や規模によって、
その経営チームの中身は違います。
会社が小さなうちは、社長と営業担当、経理担当、
この3人が経営チームです。
会社がある程度成長すると、
社長に下に取締役兼営業部長、取締役兼管理部長、
これも経営チームです。そして、会社が大きくなると、
社長を支え、社長とともに働く、専務取締役、
常務取締役、取締役、これも経営チームです。
このように、会社の規模や
事業の成長段階に応じて、経営チームの中身は
変わっていきます。また、経営チームのリーダーは
社長とは限りません。
マクドナルドのレイ・クロックは、
経営チームをつくって経営チームのリーダーは
他に人間に任せてマーケティングを自分の仕事としていました。
ポラロイドカメラを発明したエドウィン・ランドは、
経営チームをつくって経営チームのリーダーは他に人間に任せて、
商品開発のアドバイザーを自分の仕事としていました。
本田技研工業の本田宗一郎さんは、
副社長の藤沢武夫さんに会社の経営を任せ、
自分は商品開発に全力投球していました。
アップルの創業者の一人であるスティーブ・ジョブスは、
当時ナンバー・ツーのティム・クックに経営全般を任せ、
自分は新商品の開発と新商品の発表に集中していました。
掃除機で有名はダイソンのジェームズ・ダイソンは、
経営チームをつくって経営チームのリーダーは他に人間に任せて、
自分は若手の開発者を育てる仕事だけに集中していました。
このように、社長の役割は会社それぞれであり、
社長だからと言って経営チームのリーダーとは限りません。
前記した事例は、社長が経営チームのリーダー役以外の
仕事ができるということは、経営チームがチームとして
機能しているということです。
すでにお伝えした通り会社はまさに、
トップが経営チームをつくれるかどうか
で決まります。ぜひ経営チームをつくりましょう。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 | 山下 淳一郎
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
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