経営力を高めたい社長様へ
>『ドラッカーのセミナー 経営者の仕事』amazon
名刺に取締役と書かれながらも、経理出身の人は相変わらず電卓を叩き、
営業出身の人はこれまでと同じように営業に走り回っています。
経営者としての仕事がわからないことは問題ではありません。
しかし、わからないことをわからないまま仕事を進めることは問題です。
なぜなら、会社は経営が疎かになり、やがて事業は低迷してしまうからです。
経営者の仕事は、「事業全体の成果に向けられた自分の仕事を考え抜くこと」です。
事業全体を考え、自分は何に責任を持つべきかを決めるということです。
事業全体に向けられた自分の仕事を考え抜けば、電卓を叩いたり、
営業に走り回る仕事にはならないはずです。「
トップマネジメントは何を専管とするかを考えなければならない」です。
人間の身体は、異なる機能を持つそれぞれの臓器が一体となって機能しています。
経営も異なる役割を担ったそれぞれの部門を一つの事業として機能させることです。
経営は人間の身体でいう自律神経です。
まさに「全体、一体性、未来にかかわる意思決定を行うこと」です。
「こちら側の資源をあちら側の成果に変えるのが経営者の仕事であること」を
ドラッカー先生は教えてくれています。経営が疎かにならないために、
経営者としての仕事を徹底的考え抜き、仕事を組み立ていってください。
それを取り組むお手伝いをしています。
ドラッカーはこう言っています。
トップマネジメントは何を"専管"とするかを考えなければならない。
全体を見ることができ、全体に責任をもつ者だけが
行うことのできる意思決定である。
第一に、事業の決定、組織としての価値観の決定である。
第二に、資金配分の決定である。第三に、人材配置の決定である。
ピーター・ドラッカー
第一に、事業の決定
事業の決定とは、社会にどんなお役に立つことができるのか、
何のための事業なのか、誰のための事業なのか、
自分たちの考えを明らかにし、何をやり、
何をやらないのか決めるということです。
第二に、資金配分の決定
資金配分とは、マーケティング、商品やサービスの開発費、
人材の採用、人材の育成など、何にいくら使うかを
決めるということです。
最も有効な費用の使い方を決めるということです。
第三に、人材配置の決定
人材配置とは、一人ひとりの強みを最大限に生かすために、
成果が期待できるところで活躍してもらうよう、
どんな従業員をどこに何人配置するかを決めるということです。
以上が、要点をかいつまんだ内容です。
そのような内容を実践的に学べる、
『ドラッカーを学ぶ経営塾』
を開催させて頂きました。また開催する予定ですので
ご興味があればぜひいらしてください。
ありがとうございます。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 山下 淳一郎
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー