基本と原則に基づいた工夫が行われるから
わたしは以前、ある会社で経営陣の一人として仕事をしておりました。
経営陣の一人ひとりはみんな優秀な人ばかりでした。
それぞれが今以上に成果をあげようと骨身を削って仕事をしていました。
しかし調整と呼んでいた根回しに奔走し、社内政治に労力が費やされる状態でした。
顧客を見ずに進められる事業がうまくいくはずもありませんでした。
結果として、経営を円滑に進めることができず、業績にも影響していきました。
まさに、「基本と原則に反するものは例外なく破綻する」、でした。
その時、直面した現実は、『優れた経営者が集まったとしても
優れた経営ができるわけではない』、ということでした。いま以上に成果をあげるために、
その時必要だったものは、『いま以上に経営の質を高めていく』ということでした。
思えばそんな経営陣の支えになりたいとの一心でこの仕事をしております。
もとより、経営に唯一ひとつの正しい正解があるわけではありません。
まさに、「基本と原則はそれぞれの状況に応じて適用していかねばならない」です。
たとえ事業が順調に進んでいても、事業の成長は次から次へと新しい課題を生み出します。
それらの課題はやがて事業の重荷になっていきます。
そうした課題に対応しながらも、事業を推し進めていく経営陣の方々にとって、
ドラッカー教授の経営論は必要不可欠なものです。
ドラッカー教授の経営論は、経営者が押さえなければならないポイントを列挙し、
誰もが実践できるよう、その会社にとっての適正解を導き出すための道具箱のようなものです。
まさに、「マネジメントには基本とすべきものがある」、です。
それを手に入れることによって
『将来にわたって繁栄し続けること』が可能になります。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
会社をさらに繁栄させたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。