難題に助けの手を差し伸べてくれるもの
ほとんどの経営者が営業部門なり管理部門なり、
あるいは開発部門なり、特定の分野の仕事を経験して
経営者になっています。ゆえに、どんな経営者も
経験してきた分野には精通しているものの、
経営の仕事となると様々な戸惑いに直面します。
私もある企業で役員になったとき、
何をすれば経営していることになるのだろうか？、
といった疑問にぶつかりました。
経験してきた分野の仕事だけを手掛かりに
日々課題に取り組んでいるのが経営者の実態です。
経営学のクイズであれば正解が用意されていますが、
経営に正解はありません。その会社のことは
経営者が決める以外にないのです。
何をどのように決めて、何をどのよに取り組めばいいのか。
壮大な難題に助けの手を差し伸べてくれるのが、
ドラッカーの５つの質問です。
ドラッカーはこう言っています。
これら5つの質問は、正面から答えていくならば、
必ずや、各位のスキルと能力とコミットを深化させ、
あるいは向上させていくはずである。ビジョンを高め、
自らの手で未来を築いていくことを可能にするはずである。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーの5つの質問とは、
「何のために」、「誰のために」、「何をするのか」、
「何を起こすのか」、「どうやるのか」ということを
決めるということです。それらをはっきりさせなければ、
社員の共感を得ることができず、社員の力は発揮されません。
たとえ一時的に成功したとしても、
会社の考えが曖昧であっては成功し続けることはできません。
だから、経営には5つの質問が重要なのです。
ドラッカーが教えてくれている様々な問いを活用して、
自社の考えと進め方をより良いものにしていってください。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 ：山下 淳一郎
出版社 ：あさ出版 1,300円（税別）
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。
