経営に正解はありません
ドラッカーはこう言っています。
真に例外的な問題を除き、あらゆるケースが基本にもとづく解決策を必要とする。
原則、方針、基本による解決が必要となる。一度正しい基本を得るならば、
同じ状況から発する問題はすべて
実務的に処理できる。
ピーター・ドラッカー
経営に、唯一正しい答えはありません。
経営は、「答えを見つけること」ではなく
「意思を決めること」です。
だから意思決定というのです。
それは常にもっと良い考えがあるかもしれない、
という戸惑いとの闘いです。
正解はありませんが、正しい工程はあります。
その工程は次の通りです。
- 意思決定する必要があるかどうかを判断する
- 問題を分類する
- 何が正しい問題かを定義する
- 何が正しいことかを見極める
- 決定に対する周囲の賛同を得る
- 行動を決定に組み込む
- 意思決定の成果を検証する
反対意見を述べられない空気は思考を停止させます。
GM(ゼネラルモータース社)の元CEOである
アルフレッド・スローンは、
会議が満場一致のときは、意思決定しなかったそうです。
「この問題について、異なる見解を引き出し、
もっとよく理解する必要があるので、決定を次回まで延期したい」。
このように、反対 意見を発言し合う場をつくり出し、
物事に対する認識を深めていったそうです。
- 物事の見解を意図的に引き出す。
- 物事の理解を深める。
- 反対意見を発言し合える場をつる。
- 物事を多面的に観る。
- 物事の認識を深める。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
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