われわれの事業を知るための第一歩は、
「顧客は誰か」という問いを発することである。
現実の顧客は誰か、潜在的な顧客は誰か、顧客はどこにいるのか、
顧客はいかに買うか、顧客はいかに到達するか、を問うことである。
ピーター・ドラッカー
5つの質問を知りたい社長様へ
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多くのご家庭は、決定権をもっているのは奥様だと思います。
決定権とは決めることができるその範囲のことです。
我が家は家内が100%決定権を持っています。
家内に何かの購入申請をしてもほとんど承認されません。多くが却下です(笑)。
決定権をもっている人は恐ろしいですね。絶対的な存在だからです。
逆らえば死を意味します。事業も同じです。
何から何まですべての決定権を持っているのはお客様です。
買うか買わないか、お客様はすべての決定権を持っています。
お客様に認めてもらわなければ事業は成り立ちません。
お客様に反すれば事業は死んでしまいます。
したがって、商品やサービスから考えるのではなく、
お客様から出発しなければならないのです。
お客様がいるから仕事があり、仕事があるからミッションを遂行できます。
どんな人に向けられた事業なのかが曖昧であれば
ミッションは絵空事に終わってしまいます。
お客様と関係のない努力をすることになり、
やがて成果はあがらなくなります。では、どうすればいいのでしょうか。
まずは、どのよな人がお客様なのかをはっきりさせましょう。
顧客は誰かをあらためて定義することで
見えていなかったものが見えくることが多くあります。
見えていなかったものが見えたことで、
事業を新しい次元に進化させることに成功し、
顧客を飛躍的に拡大した例は枚挙に暇がありません。
アスクルは、顧客を「30人以下の小規模事業所」と定めました。
そのことで、「多頻度小口配送サービス」という事業コンセプトが生まれ、
新たな市場を生み出しました。結果、文具メーカーから始まったその事業は、
今日では、オフィスに必要なものお届けする「流通事業者」となりました。
"多頻度小口配送サービス"
任天堂は顧客を「ゲームを楽しむ家族」と定義したことで、
家族の誰もが楽しめる家庭用ゲーム機である「Wii」を開発し、
新たな顧客を生み出しました。
顧客になっていない顧客を定義し、
その顧客を顧客にするために何が必要を考え、
誰もが感覚的に操作できるリモコンが開発されました。
現実、ゲームを家族で楽しまれるようになったことは、
あえて言うまでもありません。
"ゲームを楽しむ家族"
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問 山下 淳一郎
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。