マネジメントは人間の社会の繁栄の方途
ドラッカーの著書は約40冊あります。
そのうちマネジメントについて
書かれている本は15冊しかありません。
その点からも「マネジメントの人」
ではないことがわかります。
ドラッカー教授が追求されたことは、
「どうすれば人間を幸せにする社会を
つくることができるか」です。
社会は人間の本能によってつくられた
組織の集合体であるがゆえに、
「どうすれば人を組織を
つくることができるか」という課題に
突き当たります。
同時に、「どうすればそこで働く人が
幸せになる組織をつくることができるか」
という課題がセットになるわけです。
ドラッカーはこう言っています。
社会が機能するためには、一人ひとりの人間が位置と役割を持ち、
そこにある権力が正当性を保つことが必要である。
産業社会の主たる機関としての企業とその経営の成否が
社会の行方を左右する。
ピーター・ドラッカー
事業の目的は顧客の創造であるー。
これはあまりにも有名な言葉です。
要するに「会社の目的はお客さまをつくり出すこと」です。
「働く人の目的はお客さまに
喜んでもらうことによって自分もまた喜ぶこと」、です。
その手段が、マネジメントです。
そのマネジメントを誰でも行えるように
わかる形にしてくれた人が、
ピーター・ドラッカー教授です。
詳しくは、こちらでお読みになれます
日本に来たドラッカー 初来日編 山下 淳一郎
『ビジョナリ―・カンパニー』の著者、ジム・コリンズはこう語る。
この世にあって何がしかの責任を担う者であるならば、
ドラッカーとは、いま読むべきものである。明日読むべきものである。
10年後、50年後、100年後にも読むべきものである。