会社の未来をつくることは
明日のお客さまを創り出すこと
事業が低迷した時、行うことは2つです。
それは差別化をさらに明らかなものにするか、
価格を下げるかです。
しかし、価格を下げて一時的に
お客さまを引き付けることができたとしても
本質的な対処には、なり得ません
。それは値引きを元に戻せば価格を下げた前よりも
確実に業績は下がってしまうからです。
これは、結果として、事業そのものが、
疲弊していくケースです。
したがいまして、事業を考えるならば、
根本的にかつ抜本的に考え直した方が賢明と言えます。
もとよりトップマネジメントチームは、
会社の未来をつくるために、新
規事業に関する意思決定を行う役目を担っています。
ドラッカーはこう言っています。
トップ本来の仕事は、昨日に由来する危機を解決することではなく、
今日と違う明日をつくり出すことである。
ピーター・ドラッカー
その役目を全うするためにも
次の9つについて徹底的に考え抜いてください。
- 自社の商品を使ってくれるはずの人が使ってくれない理由は何か?
- 時間とお金をお客さまはどのように使っているのか?
- 競合他社の商品を使っている人は、競合他社から得ている価値は何か?
- 自社の商品の中で、お客さまにとって重要な意味をもつものは何か?
- 自社の商品が不要になる状況があるとするとそれはどのような状況か?
- お客さま側から考えた場合、どのような商品群が望ましいか?
- 気が付いていない競争相手は存在するか?
- これから対象とするべき市場はあるか?
- 自社から見て不合理に見えるお客さまの行動は何か?
経営チームをつくりたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。