経営の良し悪しを決めるものは何か
ある大手銀行の調査部は、顧客企業の経営の良し悪しを
見る目安を見つけるための調査を行いました。
膨大な数の企業を調べた結果、経営トップの報酬が、
ナンバーツー、あるいはナンバースリー、
ナンバーフォーの報酬に大きな差がない企業は、
経営に対する士気が優れているものであることが多い
ということがわかりました。大手企業だけではなく、
中小企業においても同じことが言えました。
トップが突出した報酬を得ている会社の経営陣は、
トップと同じれべるで責任を感じ、トップと対等の立場で
ものを考えることはありません。人間一人ができることは知れています。
しかし、他者の貴重な考えが繁栄されることはなく、
トップの考えひとつで指示命令が行われ、
組織が動かされている会社に大きな成功はありません。
ドラッカーはこう言っています。
トップマネジメントの仕事は、その範囲、必要とされているスキルと気質、
仕事の種類において、一個人の能力を超える。経営書や組織論が何と言おうとも
優れた経営を行っている企業にワンマンはいない。
それらの企業はCEOのチームをもつ。
ピーター・ドラッカー
人それぞれ得意なものを持ち合わせています。
人それぞれ視点が異なります。あらゆる視点で
検証された戦略で経営が行われている企業では、
必ずといっていいほど成長しています。
経営トップのワンマンでは、
経営は立ち行かないということが証明されました。
うまくいっている企業では、経営トップひとりによる経営は
行われておらず、経営をチームの仕事として行われています。
ぜひ経営チームをつくってください。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
経営チームをつくりたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。
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