これが、経営チームの姿!
トップマネジメントが機能するには、
厳しい条件を満たさなければならない。
仲の良さだけで機能させることはできない。
好き嫌いは問題ではない。人間関係に関わりなく、
トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームとは、組織上の上下関係を仕事を持ち込まない状態のことです。
たとえば、サッカー選手は試合中、先輩後輩の分け隔てなく、
一点でも多くのゴールを取るために、それぞれの役割を果たしながら、
協力し合うのと同じです。
どうなっていれば経営チームと言えるのか。
トップの指示命令で動かされていれば経営チームとはいえず、
トップを中心に責任によって動いていれば経営チームと言えます。
具体的には下記のとおりです。
第一に、それぞれ担当分野決定権をもつ
トップマネジメントチームのメンバーは、
それぞれの担当分野において最終的な決定権をもつ。
各メンバーの決定に対し、他のメンバーが異議を唱えることはできない。
担当する者が最終決定者である。他のメンバーからの異議を認めるならば、
政争が起きるだけである。
第二に、担当以外の意思決定をしない
トップマネジメントチームのメンバーは、
自らの担当以外の分野について意思決定を行うことはできない。
そのような問題が向こうからやって来たならば、
直ちに担当メンバーに回さなければならない。
第三に、批判し合わない
トップマネジメントチームのメンバーは、
仲良くする必要はない。尊敬し合う必要もない。
ただし攻撃し合ってはならない。会議室の外で互いのことをとやかくいったり、
批判したり、けなしたりしてはならない。ほめ合うことさえしない方がよい。
第四に、リーダーがいる
トップマネジメントは委員会ではない。チームである。
チームにはキャプテンがいる。キャプテンはボスではなくリーダーである。
キャプテンの役割の重さは多様である。
第五に、重要なことは話し合う
トップマネジメントチームのメンバーは、
ある種の意思決定はチームに留保する必要がある。
巨額の投資や人事など重要なことについては決定する前に、
トップマネジメントのチーム内で検討しなければならない。
第六に、意思の疎通を疎かにしない
トップマネジメントの仕事は、
トップマネジメントチーム内のコミュニケーションに
精力的に取り組むことを要求する。各メンバーが、それぞれの担当する分野で
最大限の自立性をもって行動しなければならないからである。
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ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
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トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームをつくりたいとお考えの社長様へ
いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、経営チームが不可欠です。
さらなる発展のために、経営チームをつくりましょう。