人は、資源ではなく資産
人的資源は、経済学でいう三大資源の一つです
(ここではそうお伝えさせていただきます)。
すべての資源は三つの工程でマネジメントされます。
その三つとは、調達、運用、拡張です。
もちろん、人的資源も例外ではありません。
前述した三つを人的資源に置き換えると、
採用、配置、育成となります。
明日のビジョンが明確であれば、
必要な人材は明確になります。
あげるべき成果とひとり一人の強みがわかれば、
より適切な配置も可能になります。
求められる能力が明らかであれば、
育成の内容も最適なものが導き出されます。
ドラッカーはこう言っています。
人材は組織全体の資源であって特定の部門のものではない。
人事についての方針や、実際の主要な人事は、各部門、
現業が関与するとしても、あくまでも
トップマネジメントが決定すべきことである。
ピーター・ドラッカー
人事は、今日の事業と明日の組織に、
しかも組織全体大きな影響を与えるものです。
人は「一番重要な資源」ではなく、「一番重要な資産」です。
なぜなら、人は自ら成長してくれるからです。
次の三つを体系的に運用される仕組みをつくってください。
1.採用
- 人材を惹きつけるために必要な取り組みは何か?
- 人材を引き止めておくにために必要な取り組みは何か?
2.配置
- 人材を事業全体の目標達成に方向づけるために必要な取り組みは何か?
- 管理者の仕事の責任と権限を最大化するために必要な取り組みは何か?
3.育成
- 会社の文化を向上させるために必要な取り組みは何か?
- 明日を担う人材を育成するために必要な取り組みは何か?
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。