5つの質問を知りたい社長様へ
先日、携帯電話のボタンの製造販売をしている会社の
社長さんとお話しする機会がありました。
その際次のようなお話しを聞くことができました。
「携帯電話の普及から見て、少し前までは、
当面仕事に困らないと考えていた。
ところがスマートフォンの需要が急激に高まったことで、
携帯電話のボタンの仕事の量が、一瞬にして激減してしまった」。
この世に、社会の変化、市場の変化、
顧客の変化による影響を何一つ受けないまま、
事業を進めることができる会社はありません。
その変化が、追い風であるときも、
事業の変更を余儀なくされるときもあるかもしれません。
ドラッカーはこう言っています。
事業の定義は検証していかなければならない。石板の碑文ではない。
事業の定義のなかには、長く生きつづける強力なものがある。
しかし、あらゆる事業の定義が、やげて陳腐化し実効性を失う。
ピーター・ドラッカー
経営とは「起こった変化に対応するという受け身のもの」ではなく
「起こりうる変化を活用していく動的な仕事」です。
したがって、経営者は、経営会議で、自分のたちの事業は何か、
自分のたちの事業は何になるか、自分のたちの事業は何であるべきか、
といったことについて、定期的に話し合うことをおススメします。
- 自分のたちの事業は何か (事業を定義する)
- 自分のたちの事業は何になるか (事業に影響を与える変化を見つける)
- 自分のたちの事業は何であるべきか (事業の可能性を見出す)
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問 山下 淳一郎
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
満員御礼、ありがとうございます