機会を生み出していくために
同じ会社で一つの事業を進めながらも、
トップと幹部と意見が大きく食い違うことががあります。
言うまでもなく、考えが同じであれば話は早く進み、
考えが違えば話を進めるのに時間を要します。
常に結論を持っている経営者は、
どうしても話が早く進む方を選んでしまいがちです。
そのため、トップは自分の考えと合う人を
近くに置いてしまいます。
トップが自分の考えと合わない人を避けてしまえば、
会社に考えの違いによる化学反応が起こることはありません。
それは、 ビジョンの発展性を低下させてしまいます。
事業はつくり出すことができたであろう
ビジョンを懐妊することもないまま、
機会を生み出さない結果に得ることになってしまいます。
ドラッカーはこう言っています。
人はミッションを共有し、情熱をもって共に働くとき、
最大の成果をあげる。シンプルで明快なミッションを必要とする。
ミッションがビジョンをもたらす。ビジョンがなければ事業とはなりえない。
人の群れがあるだけである。
ピーダー・ドラッカー
最終的にビジョンを決定するのはトップです。
しかし、経営幹部とビジョンについて
話し合う場をつくってください。
はじめのうちは自分と経営幹部の考えのひらきに
ガッカリすることもあるかもしれません。
しかし、その地道な努力がやがて実り、
幹部の方々が思ってもみない機会を
つくり出するよう成長していきます。
事業が事業として生き続け、事業が繁栄し続けるために、
経営チームでビジョンをつくり出していってください。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問 山下 淳一郎
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
ビジョンを新たにつくりたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。