マネジメントには、自らの組織が社会にインパクトを処理するとともに、
社会の問題解決に貢献する役割がある。
いかなる組織も社会の機関であって、社会のために存在する。
企業も例外ではない。
ピーター・ドラッカー『マネジメント』
社会の問題に挑戦すること
飲食店であれば、食中毒のお客様が出ないように衛生管理をしているはずです。
また、物を運ぶ仕事であれば、交通事故が起こらないように
具体的な手立てを施すことは当然のことです。
組織は、完全でない人間が集まった集団であるがゆえに、
間違いも起こるでしょう。事業において、何らかの形で、
社会に迷惑をかけないようにすることは、
経営者の責任であることは言うまでもありません。
組織それぞれ特有の得意なものがあります。
たとえば、衣類をつくっている会社は、衣類に関する強みをもっています。
食品をつくっている会社は、食品に関する強みを持っています。
家を建てる会社であれば、家を建てることについての強みを持っています。
それが 組織それぞれ特有の得意なものです。
その特有の得意なものを活かして、社会の問題に挑戦することが、
経営が担っている役割です。