リーダーは育成できてもリーダーシップは育成できない
ドラッカー教授は次のように指摘されています。
「わたしが、人からよく聞かれることが
リーダーシップの資質とは何かである。
この問いはまるでリーダーシップが作法教室で
学べるものであると考えてるかのようである。
そのようなリーダーシップこそが間違ったリーダーシップである」
事実、ドラッカー教授が、65年間出会ったCEOのほとんどが、
リーダータイプでない人であり、性格、姿勢、価値観、
強み、弱みのすべてが千差万別だったと言われています。
リーダーシップというと、高い能力の最上位を示す
プラスアルファのように広く認識されています。
リーダーシップとは、仕事そのものです。
あなたがこれまで能力を高め、スキルを身に付けてきたのは、
セミナーや研修ではないはずです。
これまでに培ってきた能力やスキルは、
どこまでも仕事の中でこそ身につけられたものであるはずです。
リーダーとは、リードする人です。
したがって、「何処に」向かってリードするのかという
「何処に」がなければ、どんなにリーダーとして
優れた能力や高いスキルを持っていたとしても、
何の意味もありません。
ドラッカーはこう言っています。
リーダーシップとは、資質でもカリスマ性でもない。
意味あるリーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、
それを目に見えるかたちで確立することである。
リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、
それを維持する者である。
ピーター・ドラッカー
次の5つの仕事を実践されることをお勧めします。
- 組織の使命を見えるかたちで確立すること
- 組織の目標を定めること
- 仕事の優先順位を決めること
- 組織の基準を定めること
- それを維持すること
ドラッカーをさらに知りたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。