トップマネジメントは何を専管とするかを考えなければならない。
それは、全体、一体性、未来にかかわる意思決定である。
全体を見ることができ、全体に責任をもつ者だけが
行うことのできる意思決定である。
ピーター・ドラッカー
経営は、会社全体を司る自律神経
誰もが新卒で入社したその日、何をどうしていいかわからなかったはずです。
それと同じように、経営者も経営者として昇格したその日は、
何をどうしていいかわからないものです。事実、名刺に取締役と書かれながらも、
経理出身の人は相変わらず電卓を叩き、営業出身の人はこれまでと同じように
営業に走り回っています。これが現実です。かく言うわたしもそうでした。
経営者としての仕事がわからないことは問題ではありません。
しかし、わからないことをわからないまま仕事を進めることは極めて深刻な問題です。
なぜなら、結果として、会社は経営不在の状態に陥り、事業が停滞してしまうからです。
経営不在のまま、どんな手を打ったとしてもすべて裏目に出てしまいます。
これが、頑張っているのに成果があがらない構図です。
経営者の仕事とは、「事業全体の成果に向けられた自分の仕事は何かを
考え抜くこと」です。事業全体を考え、自分は何に責任を持つべきかを決める
ということです。事業全体に向けられた自分の仕事を考え抜けば、
少なくとも、電卓を叩いたり営業に走り回る仕事にはならないはずです。
「トップマネジメントは何を専管とするかを考えなければならない」、です。
人間の身体は、異なる機能を持つそれぞれの臓器が
一つの体として機能しています。
同じように、経営も異なる役割を担ったそれぞれの部門を
一つの事業として機能させることです。経営とは、会社全体を司る自律神経です。
まさに「全体、一体性、未来にかかわる意思決定を行うこと」です。
トップマネジメントの仕事を体系的に行えるためのプログラムです。
1ヵ月目 御社の事業について
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7ヵ月目 成果をあげる組織づくり
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2ヵ月目 御社の顧客について
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8ヵ月目 事業存続8つの領域
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3ヵ月目 顧客の変化について
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9ヵ月目 人と組織の力を生かす
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4ヵ月目 事業の成果について
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10ヵ月目 人事決定の進め方
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5ヵ月目 繁栄し続ける7つの要諦
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11ヵ月目 人材育成6つの秘訣
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6ヵ月目 4つの事業戦略
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12ヵ月目 経営チームをつくり方
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