マネジャーの育成は早い段階から
ある企業の話です。その企業は、
今後の事業計画を進めるためには、
マネジャーが不足していることに気が付きました。
今のうちに若手のマネジャーを
補充しなければならなかったのです。
そこでその企業はマネジャーの育成のために
2つの手を打っていきました。
一つは、マネジャーの権限を広げ
マネジャーの仕事量を減らしていきました。
マネジャーでない人間にもマネジャーに近い仕事を
任せるようにしていきました。
いままでよりも多くの人がマネジメントの仕事に
当たらざるを得なくなったのです。
結果として、多くのマネジャー候補が育っていきました。
次に、一人の人間が一つ部門に固定してしまわないように、
定期的に部署異動させ、一人の人間にできるだけ多くの職種を
経験させるようにしていきました。
その結果、現在では、マネジャーの不足に悩まされることもなく、
マネジャーを組織全体から選べるような状態になりました。
その企業はそのような手立てによって、
マネジャーの育成に成功し、多くのマネジャーを輩出しました。
マネジャーの育成は、一朝一夕でできるものではありません。
早い段階から手を打っておく必要があるのです。
今のうちに何らかの手を打つことをお薦めします。
ドラッカーはこう言っています。
組織の将来を左右するのは人材の育成と配置である。
今日の意思決定が将来実を結ぶか否かは人材の育成と配置にかかっている。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーを学びたいとお考えの社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。