変化の先頭に立つ
変化はコントロールできない。できるのは、変化の先頭に立つことだけである。今日のような乱気流の時代にあたっては、変化が常態である。変化の先頭に立たないかぎり、生き残ることはできない。
ピーター・ドラッカー『イノベーションと起業家精神』
起こった変化を活用する
すべての事業は必ず陳腐化します。ゆえに、既存の事業を新しい次元に進化させていく仕事が事業の存続を左右します。もとより、マネジメントとは、外の変化に適応するものではなく、外の変化を機会に変えていく動的な活動です。ドラッカー教授は、変化を活用する方法をイノベーション7つの機会として、具体的に教えてくれています。社会の変化、市場の変化、顧客の変化をとらえ、その変化に対しての検討の方法まで教えてくれています。
社会は、刻一刻何らかの変化が起こっています。その変化は人の力でコントロールすることはできません。しかし、起こった変化を活用することは可能です。 起こった変化が小さなうちに見つけて、機会にしていくために必要な視点が7つあります。
- [予期せぬ事] 思ってもみない成功や失敗、お客様からの要望を共有する
- [ ギャップ ] 何かおかしいと考えられることを共有する
- [ ニーズ ] 何かに困っていることを見つける
- [ 産業構造 ] 商習慣の変化を共有する
- [人口の変化] 人口の変化が事業に与える影響を検討する
- [認識の変化] 人の考え方の変化が与える影響を検討する
- [知識の生起] 新しいもの出現を共有する