トップマネジメントたる者
トップマネジメントたる者は、アイデアを奨励するにとどまらず、出てきたアイデア実際的、現実的、効果的なものにするには、いかなる形のものにしなければならないか」を問い続けなければならない。
ピーター・ドラッカー『マネジメント』
事業機会を創り出すことが仕事
フロッピーディスク、VHS,ブラウン管のテレビなど、当時は必需品であったものはいま別なものに変わり、目にすることはなくなりました。同じように、現在の事業もやがてはその姿を変えていかざるを得ない命運にあります。もともとそのような変化の中で事業を進めています。
明日を創り出し、組織の延命を実現していくことがトップマネジメントの仕事です。組織の延命を実現するということは、絶えず顧客に必要とされる価値を提供し続けていくということです。いったいどのように絶えず顧客に必要とされる価値を提供し続けていけばいいのでしょうか。そもそもそのような方法は存在するのか。存在します。それが、イノベーション7つの機会と言われるものです。
イノベーション7つの機会とは、自分たちの事業に関する社会の変化を観ていく体系的な方法です。既に起こっている変化の胎動から事業を新しい次元に進化させていくキッカケをつかむということです。社会、市場、顧客の変化を週報や月報などで知る仕組みを持つ地道な取り組みが明日の事業を、明日を組織を、そして明日の顧客を創り出していきます。
- 予想外の出来事
- ギャップの存在
- ニーズ
- 経済の変化
- 人口の変化
- 認識の変化
- 知識の出現