成果をあげるために
マネジメントの本と言うと、
「部下を管理する方法」について書かれたものばかりです。
そこに描かているものは、結局、支配と操作です。
支配と操作で人が成長するはずがありません。
支配と操作で組織が繁栄するはずもありません。
もし、あなたが成功の秘訣をお知りになりたいのであれば、
『経営者の条件』という代表的名著をお勧めします。この本は
「成果をあげるために自分をどうマネジメントすればいいか」
について具体的に書かれています。
経済畑のトルーマンは、1945年に大統領に就任しました。
経済分野出身のトルーマンが取り組みたかったことは
「経済改革」でした。彼は、その時の世界情勢を考え、
自分の最優先課題は「経済改革」ではなく、
「外交」であるとしました。
ドラッカーはこう言っています。
なされるべきことを考えることが成功の秘訣である。
何をしたいかではないことに留意してほしい。
これを考えないならば、いかに有能であろうと成果をあげることはできない。
やるべきことは、無数にある。
しかし、成果をあげるためには手を広げすぎてはならない。
ピーター・ドラッカー
ハリー・トルーマン大統領はは外交について
アメリカ史上最高の成果をあげました。
あなたが、社史最高の成果をあげるために
あなたにとっての「なされるべきこと」は何でしょうか。