組織作り4つの分析
組織づくりで大事なのは「組織図」ではなく「仕事図の実態」です。
適切な「仕事図の実態」を導き出すためには、
もっともらしい間違った根拠に惑わされずに
客観的に決めていかなくてはなりません。
そのためには4つのことを決める必要があります。
それが「組織作り4つの分析」です。
組織作り4つの分析をやらないと、
共通の目標に向かう人間集団になれずに、
仕事をする一人ひとりの寄せ集めになってしまいます。
それそれが自分の職務に埋没し、部門間の摩擦が起き、
人間関係が壊れ、「あれ?、こんなに忙しいのになんで
成果があがらないんだろ?」ということになってしまいます。
そうならないために、4つのことを決める必要があるのです。
成果をあげるためになくてはならない重要な取り組みを
「基幹活動」といいます。基幹活動を支える取り組みを
決めるために必要なのが「貢献分析」です。
どの階層で何を決め、どんな権限をもってもらうかを
決めるのが「決定分析」です。部門間の業務上の協力関係を
明らかにすることを「関係分析」といいます。
次がそれぞれの大まかなポイントです。
下記がすべてではありませんが参考にしてください。
基幹活動分析
- ミッションの実現のために欠いてはならない取り組みを決める
- 強みを最大限に発揮するための取り組みを決める
- 最大の弱点を防ぐための重要な取り組みを決める
貢献分析
- 経済的な成果をあげる取り組みを決める
- 成果をあげるために必要な教育内容を決める
- トップマネジメントの取り組むべき取り組みを決める
決定分析
- 目標の達成に必要な業績をあげるための取り組みを決める
- 組織のどの階層で何が決められるべきかを決める
- どの部門の誰が何について知らなければならないかを決める
関係分析
- それらの取り組みは誰と一緒に行うのがよいかを決める
- それらの取り組みを担当する者たちが必要とする手助けを決める
- それらの取り組みを担当する者たちからどんな手助けが必要かを決める
詳しくは、こちらでお読みになれます
著 者 : 山下 淳一郎
出版社 : 同友館 1,600円(税別)
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
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