必要な知識ではなくリーダーシップ、必須なのは真摯さ
幹部の仕事は、個人戦ではなく組織戦です。
組織戦とは組織で成果をあげるということです。
組織で成果をあげるために必要なのは、
どれだけ部下の協力を得られるかで決まってしまいます。
幹部の仕事は「人を動かすこと」ではなく「部下を生かすこと」です。
ゆえに、幹部に必要なスキルは知識の前にリーダーシップです。
人選する側が、リーダーシップは資質ではなく
リーダーシップは仕事と捉えているかどうかです。
ドラッカーはこう言っています。
リーダーシップとは人を引きつけることではない。
そのようなものは煽動的資質にすぎない。仲間をつくり、
人に影響を与えることでもない。そのようなものは
セールスマンシップにすぎない。リーダーシップとは仕事である。
ピーター・ドラッカー
幹部は、優秀さを発揮して一人で成果をあげることではありません。
幹部は、組織をリードです人です。
自分が正しいと信じていることに誠実である人です。
自分が正しいと信じていることに正直である人です。
自分が正しいと信じていることに強くある人です。
そうであれば、上司の評価や上司の顔色など伺う必要などありません。
往々にして成果をあげる人はそのような人です。
そんな人だからこそ部下はついていくのです。
- 人の弱みではなく「人の強み」に焦点を合わせること
- 誰が正しいかではなく「何が正しい」かを考えること
- 賢さよりも「人格」を優先すること。
- 部下に脅威を感じさせないこと。
- 仕事に高い基準を設けること。
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ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
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トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー