やがて御社が成功に導かれるために
本田宗一郎は、マーケティング、販売、人事をパートナーとして
引き受けてくれる者が現れるまで事業を本格化しなった。
彼自身は、エンジニアリングと製造以外は何もやらないことに
していた。この決心がやがてホンダを成功に導いた
ピーター・ドラッカー
経営者の仕事
経営者の仕事とは、考えること、決めること、行うこと
この3つに尽きます。これは、事業の発展と存続に
関わる重要なことなので、別の箇所でも述べています。
考えることはあまりに多く、決めることはあまりに複雑で、
行うことはあまりにも多岐に渡ります。
その仕事の煩雑さは、あなたを混乱へ、そして、混沌へと
いとも簡単に引きずり込んでいきます。しかも、抵抗なく。
それらの仕事は、いったいどのようなものがあるのでしょうか。
事業の発展と延命
たとえば、未来の姿を描き、経営計画をたてる。
事業を点検し、軌道修正を行う。
マーケティングを考え、マーケティングを行う。
販売方法を考え、販売方法を決め、
販売を行う。人事を考え、人事を決め、人事を行う。
このように例を挙げれば、切がありません。
経営者は、気が付くと「何でも屋」になってしまいます。
すべてを一人でやるのが経営者ではなく、
不得手なものは、他の人にやってもらう状態をつくることが
事業の発展と延命の秘訣です。
経営の仕事を一人でやらない
けっして、経営の仕事を、
トップ一人でやらないようにしてください。
なぜなら、失敗すること100%確実だからです。
それは、9人で行う野球を1人で対戦しようとするの同じです。
これ以外は何もやらないことを決めてください。
ぜひ、仕事の一部を自分の仕事として
引き受けてくれる人をつくっていってください。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
著 者 : ドラッカー専門の経営チームコンサルタント 山下 淳一郎
出版社 : 同友館 1,600円(税別)
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームをつくりたいとお考えの社長様へ
いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、経営チームが不可欠です。
さらなる発展のために、経営チームをつくりましょう。