自らがいかに貢献できるかとの問いが
常に満足のいく答えをもたらすとは限らない。
時には創業者が手を引くこともある。
ピーター・ドラッカー
事業の役に立つために自分は何をすべきか
トップは、自分の仕事を自分で決めることができる権限を持っています。
そして、トップは自分の考えを行動に移すことができます。
事業が成長すれば、その成長に伴って、トップがやるべき仕事は変わっていきます。
なぜなら、トップの置かれる状況が変わるからです。
ところが、事業が成長し、状況が変わったにも関わらず、
同じ仕事を続けてしまう人は意外にも多くいます。トップは自分が行っている仕事に対して、
直接苦言してくれる人を持っていません。
ゆえに、トップが考え、やらなければならないことは「自分がやりたいこと」ではな
く「事業に最も貢献するためにやるべきこと」なのです。
ポラロイドカメラを発明したのは、エドウィン・ランドという技術者です。
自分の会社を持ったエドウィン・ランドは、、「マネジメントすること」を自分の仕事としていました。
会社が成長して後、エドウィン・ランドは、自分はマネジメントに向かないと考え、
技術者である自分が最も事業に貢献できるのは、「商品を開発すること」であると判断したそうです。
こうしてエドウィン・ランドは自分の仕事を、
「マネジメントすること」から「商品を開発すること」に変えたのです。
つまり、彼は「事業に最も貢献するためにやるべきこと」を考え、
マネジメントはほかの人間に任せ、自分は商品を開発することが、
最も適切であるという事を発見したのです。
事業をさらに発展させていくために、自分の仕事を自分の権限に任せてしまうのではなく、
「自分が事業に貢献するために何をすべきか」について、徹底的に考え抜いてみてください。
そして、事業にとっても、ご自身ににとっても、適切な役割ものを選び取ってください。
それが事業をさらに発展させていくことになります。
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ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
著 者 : ドラッカー専門の経営チームコンサルタント 山下 淳一郎
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トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームをつくりたいとお考えの社長様へ
いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、経営チームが不可欠です。
さらなる発展のために、経営チームをつくりましょう。