成長のための戦略をもたなければならない。
だが第一になすべきことは、どこで、いかにして成長するかを決めることではない。
何を捨てるかを決めることである。
ピーター・ドラッカー
何を捨てるか
成長のための戦略をもたなければならない。
だが第一になすべきことは、どこで、いかにして成長するかを決めることではない。
何を捨てるかを決めることである。
成長するためには、競争に負けたもの、陳腐化したもの、
生産性の低くなったものを捨てる仕組みをもたなければならない。
成長戦略の基本は、機会に備えて資源を自由にしておくことである。
そのためには、もはや成果をあげられない、あるいは努力に対する見返りが
急速に減少しつつある製品、サービス、市場、技術から資源を引き上げなければならない。
したがって、二、三年ごとに、「この製品を生産していなかったとして、
あるいはこのサービスを行なっていなかったとして、いまわれわれが知っていることから判断して、
これを始めるだろうか」を問わなければならない。
答えがノーであるならば、「もう一度検討しよう」ではなく、
「いかにして捨てるか、あるいは少なくとも、
いかにして資材の投入をやめるか」を考えなければならない。
成長は機会を利用することによってもたらされる。
生産資源、とくに貴重な資源である有能な人材が、
昨日の仕事の若干の延命、陳腐化したものの防戦、
失敗したもののアリバイづくりに投入されているようであっては、
機会を利用することは不可能である。IBM、ゼロックス、GEなど優れた企業の成長戦略は、
「今日最も成功している製品は、明日には最も早く陳腐化する」
との前提からスタートしている。これこそ最も現実的な前提である。
- 競争に負けたものを捨てる。
- 陳腐化したものを捨てる。
- 生産性の低くなったものを捨てる。
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ピーター・ドラッカー
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ピーター・ドラッカー
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