チームを作り、チームの中で新旧交代を行い
承継のリスクを軽減する
一子相伝。
この言葉は、あるアニメをきっかけに
有名になった言葉ですね。
一子相伝とは、「学問や技術などの奥義や秘訣を
他には漏らさず自分の子供一人だけに
伝えること」です。事業承継も、
子供と限定されないまでも一人に相伝することが
一般的な通念になっています。
事業承継とは、財産の引継ぎや所有物の名義変更ではなく、
その本質は「経営の承継」です。
ここでは、「事業承継」を「経営承継」と言います。
”自分が創り、築き上げてきた事業を今まで通り維持していってほしい”、
”あと〇年くらいかぁ・・・”。
”しかし、まだまだ次の者に任せられない”
などなど、様々な想いが去来し、
承継の労の重たさと承継のリスクが頭をよぎると、
つい「経営承継」を後回しにしてしまうのが
創業者の一面でもあります。
世の中には後任に経営を承継したのちに事業が低迷し、
先代が社長に返り咲くこともあります。
そのようなリスクを回避し、
確実に経営を承継していくためにどうすればいいでしょうか?。
ドラッカーはこう言っています。
草創期は、企業は一人の人間の延長である。
しかし、一人のトップマネジメントから
トップマネジメントチームへの移行がなければ、
企業は成長どころか存続もできない。
成功している企業のトップの仕事はチームで行われている。
ピーター・ドラッカー
もとより「経営は一人では不可能」なのです。
一人で不可能なものを一人に承継しようとすること自体が
無謀なのです。経営を承継したのちも成功し続けていくために、
予めトップの仕事をチームで行われる体制をつくってください。
トップの仕事をチームで行われる体制とは
トップマネジメントチームを持つことです。
トップマネジメントチームの中で新旧交代を行うのです。
そうすることによって、経営承継のリスクを
大幅に軽減することができます。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
著 者 : ドラッカー専門の経営チームコンサルタント 山下 淳一郎
出版社 : 同友館 1,600円(税別)
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームをつくりたいとお考えの社長様へ
いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、経営チームが不可欠です。
さらなる発展のために、経営チームをつくりましょう。