知識労働者も経済的な報酬を要求する。報酬の不足は問題である。
だが、報酬だけでは十分ではない。知識労働者は機会、達成、
自己実現、価値を必要とする。彼らは、自らを成果を上げる者に
することによってのみ、それらの満足を得ることができる。
ピーター・ドラッカー
知識労働者は成果によって満足を得る
知識労働者。それは「知識や情報を使って成果をあげる仕事」です。
技術の発展に伴って、特に先進国においては、
「重労働と言われる仕事」は少なくなりました。
今日ほとんどが知識労働者です。知識労働者について、
グーグル元会長兼CEOのエリック・シュミット氏は、
かつて『ニューズウィーク』で次のように語っています。
「ドラッカーほど知識労働者に詳しい者はいない。
何とっても1959年、知識労働者という言葉をつくったのがドラッカーだった。
ドラッカーは、知識労働者が知識労働の仕事をするうえで
邪魔になるものはすべて除去せよという。
ドラッカーは、企業が成功するには、最大の競争力要因たる
彼ら知識労働者を惹き付けることができなければならないという。
実はグーグルが考えていることが、これらのことである。」
優れた成果をあげるためには優れた人材です。
優れた人材は、魅力を感じる業界、魅力ある会社、価値ある仕事に集まります。
優れた人材は、「挑戦する価値がある」と思えるもの、
「これを達成した!」と言えるもの、「自分を活かせている!」
と実感することができるものを求めています。
御社が、さらに会社の価値を高めていくために、
そのような人材が集まる工夫をしていかれることをお勧めします。
「グーグルが考えていることがこれらのことである。」
といったグーグル元会長のエリック・シュミット氏の言葉のように。