私たちが抱えている課題は
”部下に成長してほしい。”、”部下の意識を高めたい。
”部下の仕事振りに対する上司の悩みは尽きません。
一方、部下本人も、成果を上げたい、評価されたいと願いながら仕事に悩んでいます。
ひと昔前、仕事のほとんどが肉体労働でした。
「マネジメントは上司が指示命令をして部下をうまく動かすことである」と
私たちは教えられてきました。
事実、肉体労働は指示命令によって部下を動かすことができました。
しかし、今は仕事のほとんどが肉体労働ではなく、
知識や情報を使って付加価値を生む仕事です。
マネジメントの勝手がすっかり変わってしまっています。
いまや、部下を指示命令で動かすことはできません。部下本人に主体性をもって、
自発的に考え、動いてもらわなければ、どうにもならないのです。
部下がより成果をあげられるようにするために、
上司は何をどうすればいいのでしょうか?。
ドラッカー教授はこう言っています。
「先進国が今日の社会を維持するには、知識労働の生産性を上げるしかない。
ところが、その知識労働の生産性が世界中で頭打ちとなっている」。
上司が至らないのではありません。また、部下が至らないのでもありません。
私たちが抱えている課題は、先進国がぶつかっている壁であり、
企業がぶつかっている壁です。その壁が上司と部下に表れているだけです。
私たちが取り組まなければならないことは、
「上司が部下をどう動かすか」ということではなく、
「知識労働の生産性をどう上げるか」です。
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著者 山下淳一郎 同友館 1,600円(税別)
世界で初めて経営の承継を取り上げたドラッカーは、
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ピーター・ドラッカー
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