われわれの事業を知るための第一歩は、「顧客は誰か」という問いを発することである。現実の顧客は誰か、潜在的な顧客は誰か、顧客はどこにいるのか、顧客はいかに買うか、顧客はいかに到達するか、を問うことである。
ピーター・ドラッカー
第二の問い われわれの顧客は誰か
使命が決まったら、次に行うことは、「対象とするお客様を決めること」です。対象とするお客様を決めるために必要な仕事を教えてくれているのが、ドラッカー5つの質問「第二の問い われわれの顧客は誰か」です。
前回でお伝えした「われわれの使命は何か」とは、詰まるところ、自分たちの事業は何かを明らにするということです。ありとあらゆる人にありとあらゆることを提供し、ありとあらゆる満足を提供できる会社はこの世にありません。しかし、特定の人に特定のことを提供し、特定の満足を提供することは可能です。ここでいう、特定の人が対象とするお客様のことで、特定のことが事業にあたります。