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ドラッカーの名言

東証一部上場企業様を中心に経営チームの支援をを行っています。


これが、正しい「選択と集中」

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集中の決定とは戦場の決定である。
この決定なくしては、戦闘はあっても戦争にはならない。
集中の目標は、基本中の基本というべき重大な意思決定である。
資源は限られている。集中することなくして成果をあげることはできない。

ピーター・ドラッカー

○○を軸に事業を運営する

 

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選択と集中。
本日は、東証一部の年商400億企業へのコンサルティングでした。
その企業は現在、電気自動車の分野で急成長しています。
その企業の経営チームの方々とドラッカープログラム、
「ドラッカー5つの質問 われわれの計画は何か」を取り組みました。

 

経営理念からスタートし、経営環境を分析し、
経営判断をして、経営目標を立て、経営計画を作る。
これが事業運営の大きなロードマップです。

 

「われわれの計画は何かとは経営計画を立てるということです。
経営計画を立てるということは、目標を立てるということです。
目標を立てるということは、目指すべき旗印を打ち立てるということです。

 

こうして、何をやめ、何を改善し、何を新たに始めればいいか
ということが浮き彫りになります。それらがはっきりしないまま
どんなに頑張っても、得たい結果を得ることはできません。
努力は正しい方向に向けられてこそ、報われるのです。

 

経営目標を立てる前にやらなければならないことが2つあります。
それは「集中の決定」と「市場地位の決定」です。
集中とは選択と集中のことであり、選択と集中とは、
何で勝かを明らかにする、ということです。

 

さて本題です。”選択と集中”というと、
「力を入れる製品・サービスを一つに絞ること」
という間違った考えが一般的になっています。
ドラッカーはこう言っています。

 

集中の決定とは戦場の決定である。
この決定なくしては、戦闘はあっても戦争にはならない。
集中の目標は、基本中の基本というべき重大な意思決定である。
資源は限られている。集中することなくして成果をあげることはできない。
ピーター・ドラッカー

 

 

予算も、従業員の数も、時間も限られています。
「何に力を合せればいいのか」をはっきりさせなければ、
成果をあげることはできません。つまり、選択と集中とは、
「力を入れる製品・サービスを一つに絞ること」ではなく、
「何を軸に事業を運営するかをはっきりさせる」ということなのです。

 

米国のある証券会社は「口座残高500万円以下の顧客」を中心に、
アスクルは「オフィスに必要なものは全てあるという商品ラインナップ」を中心に
ドミノピザは「30分以内に商品をお届け」を中心に、
QBハウスは「10分でカットだけ」を中心に、
ダイソンは「洗練されたデザイン」を中心に
事業を運営しています。

 

前述した通り、集中とは「力を入れる製品・サービスを一つに絞ること」ではなく、
「何を軸に事業を運営するかをはっきりさせる」ということなのです。
事業の繁栄のために、経営チームで次のことを明らかにしてください。


”わが社は○○を軸に事業を運営する”

御社は”○○にどんな言葉が入るでしょうか?

 

満員御礼、ありがとうございます

 

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