明日マネジメントに当たるべき人間を今日用意しなければならない。
そして次の世代は、現在の世代が達成したものを当然のこととし、
さらに、そのまた次の世代にとって基礎となる新しい記録を
創っていかなければならない。
ピーター・ドラッカー
将来を考えると後継者を育てたいが
日々忙しく、それができない・・・
将来を担う経営人材の育成に取り組めていない。
後継者の育成にどう取り組んでいいか分らない。
指示するばかりで自発的な意見は何も出てこない。
以前、後継者育成に取り組んだが成果はなかった。
これは、実際に多くの社長から聞いた言葉です。
後継の育成は深刻な課題です。
その一方で、今日後継者の育成に取り組まなくても
今日大きな問題な起こらないがゆえに、
後継者育成の課題は、相当後回しにされます。
しかし、後継者育成に取り組まなかったつけは
あとになって必ず回ってきます。
社長の仕事は「今日の仕事を上手にこなすこと」
ではなく、「会社の将来をつくることです。
つい、本来の仕事が疎かになってしまうのが現実です。
今は社長の判断で事業が動いています。
しかし、物事を決めてもらうことに慣れた人間しか
いなければ、会社に将来はありません。
会社には、自分たちで考え、自分たちで決め、
自分たちで行動を起こす人間が必要です。
これまでの成功を築いてきた年長者は、
豊富な経験があると同時に、
過去の成功に固執してしまいがちです。
これからの成功を邪魔するのは、
常に過去の成功体験です。
将来、会社が遭遇する課題はこれまでと違う種類のものです。
必要なのは、「現在の業務に慣れた家来」ではなく、
「将来を切り拓く同志」です。
同じ汗をかかなければわからないことがたくさんあります。
世代バランスのとれた新旧混合の経営チームをつくれば、
後進はあなたがどんな想いで仕事をしているかを知ることができ、
あなたがどのようにして成功を築いてきたかを理解することができます。
こうして新旧世代の体験を共有でき、
後進を会社の将来を切り拓く同志を
育てていくことができます。
経営者の仕事は「事業を継承すること」です。
一子相伝。この言葉はあるアニメがきっかけで
有名になった言葉ですね。一子相伝とは、
「自分の子供一人だけに奥義を伝えること」です。
後継者の選定も子供に限定されないまでも、
一人に相伝することが一般的な通念になっています。
ドラッカーは、やり直しのきかない最も難しい仕事が
トップの継承だと言っています。
一人の人間に引き継いだあとになって選任ミスだとわかっても、
簡単に交代させることはできません。
3人の経営チームをつくれば、
3人が3人とも一度に交代することはありません。
3人のうち1人を入れ替えることは容易です。
あとになって選任ミスだとわかっても、
他の2人がそれを改め、正すことができるため、
取り返しのつかない問題に至らず、
危険な交代を安全な入れ替えで済ませられます。
経営チームをつくることによって、
「後継問題を解決」することができます。
ドラッカーはこう言っています。
明日マネジメントに当たるべき人間を今日用意しなければならない。
そして次の世代は、現在の世代が達成したものを当然のこととし、
さらに、そのまた次の世代にとって基礎となる新しい記録を
創っていかなければならない。
ピーター・ドラッカー
後継者がのちに直面する課題とは何か。
成功した後継者が行なっていることは何か。
どのように新規事業が生まれる仕組みをつくったのか。
といったことをお伝えするセミナーを開催します。
満員御礼、ありがとうございます