トップマネジメントの仕事は、一個人の能力を超える。
経営書や組織論が何と言おうとも優れた経営を行っている企業に
ワンマンはいない。それらの企業はCEOのチームをもつ。
ピーター・ドラッカー
成長した時期は経営チームがあった
成功の背景に経営チームがある
人は得意でないもので何かを成し得ることはできません。
人が成果をあげるのは、得意なことによってです。
したがって、それぞれが得意なものに集中で きてこそ、
組織として成果をあげることができます。
もちろん、これは経営者に限ったことではありませんが、
会社の命運を左右する経営陣であれば、なおさら のことです。
GE(ゼネラル・エレクトリック社)の元CEOのジャック・ウェルチは、
次のように経営陣の仕事を組み立てていました。
会社全体を考え行われるべきことを明らかにし、
そこから会社全体に良い影響を与える取り組みを決めていかれました。
ジャック・ウェルチは、自分が得意とするものに集中し、
自分が得意でないものは、ほかのトップマネジメントチームの誰かに任せていたそうです
- 重要な活動を定義する。
- 人の強みに応じて活動の責任者を決める。
- 自分は自分が得意とするもの受け持つ。
- 得意でないものはそれを得意とする人に任せる。
- 経営陣一人ひとりが得意とするものに集中している状態。
実例
たとえいまは停滞している企業であったとしても、
「事業が成長している時期は必ずチームで経営が行われていた」ことが証明されています。
事業を繁栄させていけるかどうかは、
「経営を複数人の協力関係からなる仕事として進めていけるかどうか」、にかかっています。