ビジネス書ランキング3位(ブックファースト新宿店)
著者 山下淳一郎
一般紙でも紹介して頂きました
経営はチームでやらなければ会社は生き残れない!
市場の成熟化に加え、ますます多様化するこれからの経営環境においては、
社長一人で経営を切り盛りしたり、社長一人の指示命令で
組織を引っ張っていくスタイルの経営を続ければ、会社は死んでしまう。
「マネジメントの父」と呼ばれ、今なお根強い人気を誇るピーター・ドラッカーは、
すでに50年以上も前に、「経営は一人ではできない」と著書で何度も何度も主張していた。
本書はドラッカー流マネジメントを多くの企業に導入するサポートを行ってきた著者が、
成功する経営チームのつくり方について、ドラッカーの様々な著作の言葉を紹介しながら
解説するもの。
ドラッカーの短くても深い含蓄と鋭い切れ味のある言葉と、
著者自身の豊富なコンサルティング経験に裏づけされた説得力のある言葉によって、
経営者が今何をすべきかがわかるようになっている。
経営者や取締役はもちろん、部長や課長など事業の成長を担う、
多くのビジネスパーソンに読んでいただきたい。
はじめに
この本を手に取っていただき、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。ご縁。あなたの中にある何かがこの本をあなたに差し向けた――そんなご縁かもしれません。ドラッカーは『現代の経営』の中でこう言っています。
その範囲、必要とされているスキルと気質、仕事の種類において、
トップマネジメントの仕事は一個人の能力を超える。
経営書や組織論が何といおうとも、
優れた経営を行っている企業にワンマンはいない。
それらの企業はCEOのチームをもつ。
私は以前、ある会社で経営チームの一人として仕事をしていました。当時の経営チームの一人ひとりは皆優秀な人たちばかりでした。一人ひとりが、今以上に成果をあげようと、骨身を削って全力で仕事にあたっていました。しかし、それぞれが日々の仕事をこなすことに精一杯で、思うような成果をあげることはできませんでした。事業として成功したにも関わらず、その後、事業は成長する力を少しずつ失っていきました。経営チームのメンバーの誰かが大きな失敗をしたわけではありません。事業が停滞した理由は、経営陣がチームになっていなかったからです。そんな経験から、私は「経営陣は一枚岩のチームであってほしい」という一心で、コンサルティングの仕事をしています。
将来にわたって会社を発展させていくためには、数人で力を合わせて経営にあたらなければなりません。複数の人間が共通の目的のもと、成果をあげるためになくてはならないものは何か。
それが、マネジメントです。「マネジメント」というと指示命令をして部下を動かすことを
思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、上が指示命令をしなくてもいいようにすることがマネジメントです。
この本を実践すると、御社のお客様はさらに増え、長期にわたって繁栄していくことが可能になります。
本書を通じて、御社の力が最大限に発揮されることを願っています。
もくじ
【第1章】 経営は一人では不可能
【第2章】 成功企業には経営チームがある
【第3章】 経営チームが守るべき6つのこと
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【第4章】 経営人材をどう人選するか
【第5章】 経営人材をどう育成するか
【第6章】 経営チームはこうつくる
【第7章】 これが、経営チームの仕事
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詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
著 者 : ドラッカー専門の経営チームコンサルタント 山下 淳一郎
出版社 : 同友館 1,600円(税別)
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
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