スタンフォード大学に訪問
写真:筆者撮影 2017年6月3日
“Stay hungry, stay foolish”
先日、シリコンバレーに出張に行った際に、スタンフォード大学に訪問してきました。
スタンフォード大学と言えば、2005年6月にスティーブ・ジョブスが卒業式の辞で行った、
あの講演を思い浮かべる人は少なくないと思います。
また、スティーブ・ジョブスがその講演の最後に締めくくりとしていった
“Stay hungry, stay foolish”という言葉が思い出されます。
そのまま訳せば言うまでもありませんが、
“Stay hungryとはハングリーであれであり、” stay foolish”馬鹿であれ、です。
常に、疑問を持って追い求めよ
もちろん「いつも空腹でいよう!、いつも馬鹿でいよう!」
という意味ではありません。その言葉にどんな意味が込められているのでしょうか。
ハングリーとは知的空腹を意味するものですから、
「現状に満足せず、常に次のことを追い求めていけ!」ということです。
フーリッシュとは、理解力の欠如を意味するものですから、
「分かったつもりにならず、常に疑問を持て!」ということです
つまり、ジョブスは「常に疑問を持って次のことを追い求めていけ!」
と言ったわけです。未来をありありと描きながら問い続けていくことこそ
人生で大事なことだとジョブズは言ったのではないかと思います。
私はそう理解しています。ドラッカーはこう言っています。
知識労働者は自らに課される要求に応じて成長する。
自らが業績や達成とみなすものに従って成長する。
自らが自らに求めるものが少なければ、成長しない。だが多くを求めるならば、
何も達成しない者と同じ程度の努力で、巨人にまで成長する。
ピーター・ドラッカー
明らかにしたいもの
どんな未来を描くかで人生は左右され、
何を問い続けるかで人生は決定付けられます。
私たちビジネスマンは、自分は何を達成しようとしているか、
自分に何を求めているか、その内容と量で
自分の成長度合いが決まります。
たまたま成長することはあり得ませんし、
たまたま成功することもあり得ません。
成長する意思があって成長が得られ、
成功する決意があって成功を得るからです。
「自分に何を課すべきか」「自分に何を求めるべきか」
「自分はどう成長すべきか」「自分はどんな業績をあげるべきか」
「自分は何を達成すべきか」。経営人材は、それらのことを
明らかにする場を与えていあげると言えるでしょう。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の後継者の育て方 山下 淳一郎
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ピーター・ドラッカー
後継者を育成したい社長様へ
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ピーター・ドラッカー
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