![経営人材_権限委譲.jpg](https://topmanagement.co.jp/first/upload/%E7%B5%8C%E5%96%B6%E4%BA%BA%E6%9D%90_%E6%A8%A9%E9%99%90%E5%A7%94%E8%AD%B2.jpg)
経営人材を育成したい社長様へ
あなたが部下に権限委譲をしたとします。
あなたは、その部下が自分が教えた通りに
ちゃんとやっているかどうか気になるはずです。
![ドラッカー,山下淳一郎140.jpg](https://topmanagement.co.jp/first/upload/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%2C%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E6%B7%B3%E4%B8%80%E9%83%8E140.jpg)
そして、部下の仕事を監視してしまいます。
そして、言った通り、ちゃんと仕事をしているかどうか、
仕事のやり方から結果まで部下に報告させます。
あなたの部下は、あなたに叱られないように、
言われた通りに仕事をするだけです。
これは、権限委譲ではなく単なる命令に過ぎません。
権限委譲という方法で部下を育てようと考えながら、
実際に行っていることは部下を自分の手足のように使っているだけです。
権限委譲は「部下の成長のために上司ができることを部下にやらせること」
ではありません。あなたが今行っていることは、
権限委譲でしょうか、それども指示命令でしょうか。
指示命令で人を動かすことはできません。たしかに、肉体労働が主体の時代は、
指示命令で人を動かすことができました。目に見える単純作業は、
ちゃんと働いているかどうか、監視することができたからです。
しかし、知識労働は、知識や情報を使う仕事です。
知恵を出せと命令したからといって、ポンと知恵が出てくるものではありません。
![103.jpg](https://topmanagement.co.jp/first/upload/103.jpg)
知識労働者が成果をあげるためには、今までのやり方を改善したり、
もっと良いやり方を見つけ出していかなければなりません。
そこには自発性が必要です。
その自発性は、指示命令によって生まれるものではありません。
知識労働者が主体の今日にあっては、指示命令で人を動かそうとしても、
うまくいきません。では、どうすればいいのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。
知識労働者にとって必要なものは管理ではなく自立性である。
知的な能力をもって貢献しようとする者には、
大幅な裁量権を与えなければならない。
ピーター・ドラッカー
![ドラッカー,山下淳一郎140.jpg](https://topmanagement.co.jp/first/upload/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%2C%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E6%B7%B3%E4%B8%80%E9%83%8E140.jpg)
上司の支配下に置かれた仕事ではなく、
自分の仕事は自分の判断で働くことができる中でこそ
自立性は生まれます。成果をあげ、成長してもらうためには、
自分の仕事は自分の判断で進めることができるように
してあげなければならないのです。
□ ドラッカーが教える経営人材の要件
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の後継者の育て方 山下 淳一郎
明日のマネジメントを担うべき人材を今日準備しなければならない。
ピーター・ドラッカー
後継者を育成したい社長様へ
![お客様事例_経営チーム1401.jpg](https://topmanagement.co.jp/learn/upload/%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98%E4%BA%8B%E4%BE%8B_%E7%B5%8C%E5%96%B6%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A01401.jpg)
明日のトップマネジメントを育成し、 組織の精神をつくりあげなければならない。
ピーター・ドラッカー
将来にわたって繁栄し続けるためには、人材育成が不可欠です。
会社の明日を担う、経営人材を育成しましょう。
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