事業の成長が生む課題を乗り越えるために
社長以外で社外取締役数名で経営チームになりますか？
結論を先にお伝えしますと、
社長以外で社外取締役数名で経営チームにはなりません。
そもそもなぜ経営チームが必要なのかと申しますと、
ドラッカーはこう言っています。
ごく小さな事業を除くあらゆる事業において、
CEOの仕事は一人の仕事として組み立てることは不可能だということである。
それは共同して行動する数人からなるチームの仕事として組み立てる必要がある。
ピーター・ドラッカー
経営チームは、共同して行動する数人からなる仕事です。
CEOの仕事は一人ではできないからです。
経営チームは、具体的な成果をあげる責任者の集団です。
それに対して、社外取締役の役目は執行にしない監督機能です。
監督機能が何人にて、成果をあげる責任者の集団にはなりません。
事業が危機に瀕した時に、社外取締役がそのピンチを乗り切ろうと
頑張ってくれるかどうかです。
経営チームのメンバーは、成果をあげようと頑張ってくれます。
それが彼らの仕事ですから。一方、社外取締役は、前述したとおり、
執行にしない監督機能であるため、成果をあげようと頑張ることができません。
お答えしたとおり、社長以外に社外取締役が何人いても
経営チームにはなりません。
事業の成長が生み出す新しい課題に対応していくために
社内の人間で構成される経営チームをつくられることをお薦めします。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
著 者 ： ドラッカー専門の経営チームコンサルタント 山下 淳一郎
出版社 ： 同友館 1,600円（税別）
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームをつくりたい社長様へ
いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、経営チームが不可欠です。
さらなる発展のために、経営チームをつくりましょう。
