成果を定義するにあたって
ミッションを具体化するために成果を定義するにあたっては、二つの落とし穴がある。一つは、大義だけを唱えることである。もう一つの落とし穴が、大義の追求を考えずに成果を求めることである。
ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』
定義と運用の両方が必須
「所詮、会社のミッションなんて綺麗で、結局は、売上と利益だろ！」。そのように言う方がいます。また、「結局、売れてなんぼだ！。商品・サービスさえ売れればいい！」。そのように言う方もいます。ミッションの重要性を唱えながら、売上げをあげた人だけしか評価しない会社に限って社員からそのような言葉ができます。これが、大義だけを唱えている状態です。
ミッションの重要性をおろそかにして、業務をこなすことだけを重要視したり、成果が売上だけになっている会社の社員からもそのような言葉ができます。これが、大義の追求を考えずに成果を求めている状態です。
ミッションに基づいて事業が運営することがマネジメントです。ぜひ次の２つを徹底的に話し合い取り決めてください。
- ミッションに基づいた成果を定義すること
- ミッションに基づいた運用を行うこと
