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役員の考えの違いにお悩みの社長様へ
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トップマネジメントが重要な意思決定を
多数決に委ねていいはずがない。
「満場一致」はつなぎ目が弱かったところが、
あとになって必ずほころびとなって現れる。
成果をあげた企業のトップ、そして、実績をあげたアメリカの大統領、
エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズベルト、
フランクリン・ルーズベルト、ハリー・トルーマンはいずれも、
「この決定がどんな結果をもたらすか」
ということについての理解を深めるために、
意見の不一致を生み出していた。
![ドラッカー,山下淳一郎140.jpg](https://topmanagement.co.jp/increase/upload/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%2C%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E6%B7%B3%E4%B8%80%E9%83%8E140.jpg)
もちろん、トップが他の役員の意見を
封じ込めてしまえばそれまでだ。
しかし、反対意見が出てこないのは、
「社長がそう言っているのだからよしとしよう」
「自分には直接関係ない」といった、
他人事としてしか考えていない証拠と言える。
重要なことを決めるときは、あとになって
予想外の問題に遭遇しないために「意見の不一致」が必要である。
ドラッカーはこう言っている。
成果をあげる者は、意図的に意見の不一致をつくりあげる。
そのようにして、もっともらしいが間違っている意見や、
不自然な意見によってだまされることを防ぐ。
ピーター・ドラッカー
そもそも、その場にいるすべての人が、
異議なく異論なく、考えが一致することはあり得ない。
人間の数だけ意見が違う。役員が10人いれば、
そこには10通りの考えがある。
どんな組織も、「私の立場に立っていえば私は正しい」
「あなたの立場に立っていえばあなたは正しい」。
誰も間違ったことは言ってはいない。
多かれ少なかれ、それが組織の現実である。
しかし、そのままでは、お互いの考えは交差することなく、
会社の考えは定まらない。意見が食い違うのはいいが、
いつまでも会社の考えが定まらないのは問題だ。
経営陣が共通の考えを持った一つのチームにならなければ、
事業は必ず停滞する。そうなってからでは遅い。
![ドラッカー,山下淳一郎140.jpg](https://topmanagement.co.jp/increase/upload/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%2C%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E6%B7%B3%E4%B8%80%E9%83%8E140.jpg)
そうならないために必要なのは、真摯な話し合いだ。
人は自ら決めたものでなければ力を発揮しない。
ゆえに、上から押し付けるのはなく、
内面にあるものを言葉として出力し、それを共有する場が必要だ。
実際、私が企業にトップマネジメントのコンサルティングとし
て関わる際、経営チームの方々に、「主語をわが社にしましょう」
と申し合わせることからスタートする。主語をわが社にして考え、
主語をわが社にして話し合っていけば、たとえ違う考えであっても、
やがて考えは交差する。
何百とあるドラッカーの問いを共有し、
異なる意見を交わすことによってお互いの考えの範囲が広がり、
やがて共通の考えが生まれ、経営チームの考えが定まる。
一見、非効率に思える「時間をかけた話し合い」は、
飛躍的な効率を生み出し、事業の成長を加速させる。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 山下 淳一郎
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームを強化したい社長様へ
![お客様事例_経営チーム1401.jpg](https://topmanagement.co.jp/learn/upload/%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98%E4%BA%8B%E4%BE%8B_%E7%B5%8C%E5%96%B6%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A01401.jpg)
いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー