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"役員の考えの違い"にお悩みの社長様へ
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アクションポイント
最近、誰を批判しましたか。周囲からあなたはどう見られていますか?
「会議が終わってから、実は私は反対だと副社長が言っていた……」
「数日後、私は社長の決定に反対だったんだと専務から聞いた……」
「あの企画は、うまくいかないと思っていたとCFOが言っていた……」
「常務は売上のことしか考えていないと他の取締役が批判していた……」
「マーケティング責任者はいつも戦略責任者の仕事振りを否定している……」
「社長が進めている改革は失敗すると思っていたと陰で否定していた……」
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仕事は、思いどおりにいくことより
思いどおりにいかないことの方が多いものです。
とはいえ、経営チームがそのことで、
経営チーム以外の人間に不満を漏らしたりすることは
そこに悪意がないとしても、悪事につながってしまいます。
「うちの経営陣はいつも批判し合っているけど
大丈夫だろうか…」と社員に不安を与えてしまうからです。
経営チームが、お互いを傷付け合っていては、
誰もいい仕事はできませんし、本音と建前を使い分ける悪い習慣は、
組織を腐敗させるだけです。
経営チームが、お互いに陰で批判したりすれば、
愚かな自己正当化を許す卑屈な文化がはびこり、
事業は生きる力を失い、会社は死んでしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。
第三に、トップマネジメントチームのメンバーは、
仲良くする必要はない。尊敬し合う必要もない。
ただし攻撃し合ってはならない。会議室の外で
互いのことをとやかくいったり、批判したり、
けなしたりしてはならない。ほめ合うことさえしない方がよい。
ピーター・ドラッカー
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組織は、問題、不満、葛藤のサラダボール
みたいな所ですから言いたくなることはたくさんありますし、
言いたくなる気持ちも十分わかります。
私自身、悔しくて眠れないことが何回かありました。
大事なことは、その主張が建設的なものかどうかです。
より良くするためにどうするか、という建設的な
主張であれば会議で言えばよいのです。
経営チームが、会議で口をつぐんでしまうようでは
会社の力は発揮されません。停滞している会社は、
意志のないコメントが多く何も議論されません。
それに対して、成長している会社は意志あるリクエストが多く
議論が尽くされています。
経営チームは、それぞれが責任を果たすために、
率直な意見交換が必要です。また誠実であればいいのではなく、
本気でなければなりません。会社は心と力を合せるところです。
正直な心の打ち合いがあってこそ、組織は生きたものとなり、
人と人の間に生まれるチームの力があってはじめて、
不可能が可能になり、事業を伸ばしていくことができます。
経営チームは、全員が誇り高い経営のプロフェッショナル集団です。
嘘を言わなければいいのではなく、本当に思っていることを
言わなければならないのです。経営チームが正面衝突を避けたら、
そこで終わりです。ここで言う正面衝突とは、
「感情的な争いのこと」ではなく「価値を生む対立のこと」です。
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「気持ちの争い」は不要ですが「考えの対立」は必要です。
経営チームは、成果をあげる責任を果たすために、
正面衝突を避けてはならないのです。
陰で批判したりせずに、しっかり話し合いの場を
持ってください。
<経営チーム6つの条件>
□ 経営チームは批判し合わない
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方|山下 淳一郎
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームを強化したい社長様へ
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いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには、経営チームが不可欠です。
さらなる発展のために、経営チームをつくりましょう。
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