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ドラッカーが教える経営者の仕事

私たちは、年商100億円から300億円の企業様のトップマネジメントに貢献しています。


経営者は〇〇しなければならない

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会社全体を見ているのは社長一人

 

取締役の仕事とは何か

名刺に「取締役」と書いてあっても、経理出身の取締役は毎日エクセルをにらみ、
営業出身の取締役は日々、出張に走り回っています。
なぜ、取締役は取締役として動いてくれないのでしょうか。取締役になった人は、
一つの分野で際立った成果をあげた結果、経営陣の一員に昇格した人です。
しかし「これまで経験を積んできた分野の仕事」と
「会社全体をマネジメントする仕事」はまったく違います。

 

部長クラスまでは部門の成果をあげていればよかったものが、取締役になると、
これまでの仕事の勝手が変わります。ゆえに、取締役になった人も、
どう経営の仕事にあたっていいかわからないのです。かく言う私がそうでした。
ひとたび取締役という肩書きがついてしまうと「できて当然」とされ、
教育対象から外されます。そして「わかって当然」とされ、意思の疎通は行われません。
その結果、取締役は、社長の意を察することが「取締役の心得」とされ、
社長の意を察して動くことが「取締役の仕事」であるかのようになります。

 

こうして、取締役のエネルギーは、会社の成長より、
社長の意を察することに向けられていきます。
いったい取締役の仕事とは何なのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。

 

トップの本来の仕事は、昨日に由来する危機を解決することではなく
今日と違う明日をつくり出すことであり、それゆえに、
常に後回ししようと思えば、できる仕事である。
状況の圧力は常に昨日を優先する。
ピーター・ドラッカー

 

ここで言うトップとは、会社の最上層部のことです。
ところが、多くの取締役は会社の最上層部でありながら、取締役兼○○部長というように、
一つの部門の責任者を兼任しています。事実、営業の責任者を兼任している取締役は、
予算が達成できていなければ、「今日と違う明日をつくり出すなんて悠長なことを
言っている場合じゃないぞ」ということになり、まずは、予算達成を最優先に動きます。
まさに、「状況の圧力は常に昨日を優先する」です。

 

取締役兼○○部長

一つの空港にいても、管制塔の仕事とパイロットの仕事はまったく違います。
管制塔の仕事は、「飛行機と飛行機がぶつからないよう飛行機に情報を送り、
安全な離着陸ができるように、パイロットに指示を出すこと」です。
空にはたくさんの飛行機が飛んでいるため、万が一、飛行機と飛行機がぶつかるような
ことがあったら大変な事故になってしまいます。
それを防ぐ管制塔は、なくてはならない重要な仕事です。

一方、パイロットの仕事は、「飛行機を操縦して目的地まで安全に人を運ぶこと」です。
出発前は、整備状況や燃料などの確認を行い、コックピットに入ってからは、
機器にデータ入力を行い、離陸したあとは、気流の乱れや被雷の危険性に応じて、
進路を変えるという判断を行います。
パイロットもなくてはならない極めて重要な仕事です。

管制塔の仕事とパイロットの仕事は、仕事の内容が違うために兼任することはできません。
もし2つの異なる仕事を兼任すれば、どちらか1つは、必ず留守になります。
管制塔とパイロットの仕事を兼任することができないのと同じように、
取締役の仕事と部門長の仕事は兼任することはできないのです。取締役兼○○部長は、
2つの異なる仕事を兼任しているために、必ずどちらか1つは留守になるわけです。
取締役の能力が足りないのではなく、本当にできないからです。

 

こうして事業は行き詰まる

事業が軌道に乗っていて、収益が安定してさえいれば安泰だ―。
つい、そう考えてしまいます。しかし現実は、電機メーカー、自動車メーカー、証券会社、
銀行、家電量販店、建設会社など、「え!この会社が!」と思う大企業が傾いた例は
少なくありません。なぜ、不動の地位を獲得したかのように見えた最強の企業が、
そうなってしまったのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。

 

今日最強の企業といえども、未来に対する働きかけを行っていなければ苦境に陥る。
個性を失いリーダーシップを失う。残るものといえば、
大企業に特有の膨大な間接費だけである。

 

未来に対する働きかけがおろそかになれば、どんなに強い会社であっても、
やがては苦境に陥ってしまう、ということです。社会は常に変わっていくからです。
しかし、取締役は一つの部門の仕事に引きずり込まれ、日々の仕事だけで精一杯です。
取締役はそれだけ忙しいのです。そのままではいつか苦境に陥ってしまいます。

使命に向けて、お客様に尽くし、働く人の意欲を掻き立て、事業をどう運営し、
会社をどう繁栄させていくか―。何か一つ判断を誤れば、会社の将来を危うくし、
そこで働く数百、数千の人たちの生活に大きな影響を与える、
経営者の責任はあまりにも重大です。

経営者と言う言葉は、社長のことを言う意味合いとして使われていますが、
取締役も経営陣に座を連ねる経営者の一人です。取締役が経営しなくていいのでしょうか。
もとい、経営者が経営しなくていいのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。

 

経営者は経営しなければならない。

 

取締役は経営の仕事にあたらなければならないのです。
ところが、管制塔にいるはずの取締役はパイロットとして出払ってしまい、
管制塔にいるのは社長一人です。その結果、取締役が何人いても
経営の仕事にあたっているのは社長一人だけになってしまいます。

社長一人で会社の将来を想い、社長一人で事業の先行きを考え、
社長一人ですべてを検討し、社長一人ですべての決定を下し、
社長一人で組織全体を動かしていく―。そんな状態を続けてしまえば、
会社の経営はおろそかになり、やがて事業は行き詰まってしまいます。

 

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ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
著 者 : ドラッカー専門の経営チームコンサルタント 山下 淳一郎 
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トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー

 

 

経営チームをつくりたいとお考えの社長様へ

 

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いかなる組織といえども、その業績はトップマネジメントにかかっている。
ピーター・ドラッカー

今以上に事業を伸ばしていくためには、経営チームが不可欠です。
さらなる発展のために、経営チームをつくりましょう。

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